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ほんとうのフローラ イサボー・S・ウィルス

ほんとうのフローラ 上 (一万一千の部屋を持つ屋敷と魔法の執事)ほんとうのフローラ 下 (一万一千の部屋を持つ屋敷と魔法の執事)Flora's Dare: How a Girl of Spirit Gambles All to Expand Her Vocabulary, Confront a Bouncing Boy Terror, and Try to Save Califa from a Shaky Doom (Despite Being Con

イサボー・S・ウィルス(Ysabeau S. Wilce) HP
杉田七重
東京創元社 HP 2011.6

三部作の第二部。一部にもまして奇想天外。こんな展開あり? と頭をひねること数回。そして「なるほどねぇ」と頷きながら、ただただ三部が早く読みたい。

前作のラストで引きこもりをやめた父親のホットスパー(無鉄砲・短気)。これでフローラにも平和が訪れるのかと思ったら大間違い。ホットスパーは軍隊式の厳しさで、フローラは絶対服従。ウードとゆっくり遊ぶ暇もない。そして洒落者ウードは別の女の子に恋しちゃうのだ。 Read more »

二番目のフローラ イサボー・S・ウィルス

二番目のフローラ 上 (一万一千の部屋を持つ屋敷と魔法の執事)二番目のフローラ 下  (一万一千の部屋を持つ屋敷と魔法の執事)Flora Segunda: Being the Magickal Mishaps of a Girl of Spirit, Her Glass-Gazing Sidekick, Two Ominous Butlers (One Blue), a House with Eleven Thousand Rooms, and a R (Magic Carpet Books)

イサボー・S・ウィルス(Ysabeau S. Wilce) HP
杉田七重
東京創元社 HP 2011.6

一万一千の部屋を持つ屋敷と魔法の執事!
「ほぅ、そんなとこがあるなら行ってみたい」と思うのはこどもも大人も同じはず。由緒正しいフュルドラーカ家の次女フローラはクラックポット屋敷に住んでいる。いったいどんなとこ? と、ページをめくるが見えてくるのは薄汚い4Kぐらいの平屋建てだ。 Read more »

怪物はささやく パトリック・ネス シヴォーン・ダウト

怪物はささやくA Monster Calls: Inspired by an idea from Siobhan Dowd

パトリック・ネス(Patrick Ness ) HP
シヴォーン・ダウド(Siobhan Dowd) HP 原案
ジム・ケイ(Jim Kay) HP イラスト
池田真紀子
あすなろ書房 HP 2011.11

物語はこの世の何より凶暴な生き物だ。物語は追いかけ、噛みつき、狩をする。

怪物は、少年にそうささやく。そして少年に物語を語りかける。語られる物語は三つ。ハッピーエンドには程遠い残酷で理不尽で、善と悪が混沌と入り乱れた物語。語り終えた後、怪物は少年に言う。「お前の物語を話せ。真実を話せ」 Read more »

デーモンズ・レキシコンI  サラ・リース・ブレナン

デーモンズ・レキシコンI 魔術師の息子The Demon's Lexicon

サラ・リース・ブレナン(Sarah Rees Brennan) HP
番由美子
メディアファクトリー HP 2009.4.21

表紙に釣られて読んだ人もいるだろうし、表紙のせいで読むのを躊躇ってる人もいるだろう。絵の力は大きい。読んでる間ずっと表紙のイメージにひきづられてしまった。

アランとニックの兄弟は魔術師に狙われてイギリスを転々としながら暮らしている。心の休まるときはない。何故かニックを憎む精神を病んだ母親。心優しく知的なアラン。粗野で人間らしい感情をあまり持たないニック。彼らにメイとジェイミーの姉弟が絡んで物語はテンポよくどんどん進んでいく。 Read more »

キャットと奴隷船の少年 ジュリア・ゴールディング

キャットと奴隷船の少年 (キャット・ロイヤル シリーズ)Cat Among the Pigeons (Cat Royal)

ジュリア・ゴールディング(Julia Golding) HP
雨海弘美
静山社 HP 2011.7.6

キャットシリーズ第2弾。今回はドルリー・レーン劇場の人気者になったペドロに魔の手がのびる。ペドロの元主人が、ペドロは自分の所有物だと名乗り出てきたのだ。

ペドロを守るために、1巻でもお馴染みの個性豊かな人物が総登場。新たな人物も加わって楽しさも倍増だ。中でも光を放つのがリジーとフランクの母親で、元歌姫だったエイヴォン公爵夫人。1巻では頭の固い分からず屋にしか見えなかった公爵の株がグンとあがった。 Read more »

キャットと王立劇場のダイヤモンド ジュリア・ゴールディング

キャットと王立劇場のダイヤモンド (キャット・ロイヤル シリーズ)The Diamond of Drury Lane (Cat Royal)

ジュリア・ゴールディング(Julia Golding) HP
雨海弘美
静山社 HP 2011.6.14

『新ヒロイン誕生! 疾走!! 歴史ミステリー』の宣伝文句に嘘はなかった。というのが読後の個人的な感想。なんとなく懐かしく感じるのは、ヒロインのキャットがジョーン・エイキンのダイドーシリーズのダイドーと似ているからかも。とにかく二人ともタフ。機転と度胸で、グイグイと運を自分に引き寄せていく。このキャットロイヤルシリーズは9巻まであるそうだから、今後キャットがどんな成長をみせていくのかとても楽しみだ。

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ベルおばさんが消えた朝 ルース・ホワイト

ベルおばさんが消えた朝Belle Prater's Boy

ルース・ホワイト(Ruth White) HP
光野多恵子
徳間書店 HP 2010.03

舞台は1950年代のアメリカの炭鉱町。高級自宅地に住み何不自由なく暮らしてきたように見える少女ジプシー、従兄弟で貧しい炭鉱夫の息子ウッドロー、彼らの友情や心の葛藤が、小さな炭鉱町の情景を織り交ぜながら丁寧に描かれている。 Read more »

とざされた時間のかなた ロイス・ダンカン

とざされた時間のかなた (海外ミステリーBOX)Locked in Time

ロイス・ダンカン(Lois Duncan) HP
佐藤見菓夢
評論社 HP 2010.1

アメリカでもっとも権威あるミステリー賞、エドガー・アラン・ポー賞のジュニア部門・YA部門の受賞作とノミネート作を集めたシリーズの一冊。ミステリーらしい表紙にそそられる、ちょっと気になるシリーズだ。

17歳のノアは、一年前に母親を亡くし全寮制の学校に通っている。だが父から再婚を知らせる手紙が。母を亡くしてあれほど悲嘆にくれていた父が何故? ノアは、夏休みを新しい家族と過ごすために南部を訪れる。 Read more »

牢の中の貴婦人 ダイアナ・ウィン ジョーンズ

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(Diana Wynne Jones) HP
原島文世
東京創元社 HP 2008.11

いきなり異世界の牢獄に閉じこめられるエミリー。通常ならここからとんでもない事件が起るのだが、本書の舞台は牢獄のみ。エミリーは牢獄に幽閉されている男性と恋におちる。 Read more »

銀のらせんをたどれば ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

銀のらせんをたどればThe Game

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(Diana Wynne Jones) HP
市田泉
徳間書店 HP 2010.03

どのシリーズにも属していないジョーンズの中篇。こういった作品は、いったいジョーンズがどんな仕掛けをつかって世界を展開してくるのかワクワクする。

ハレーは厳しい祖母と忙しい祖父と暮らす女の子。学校に行かず友達もいない。そんなハレーが祖母に口答えしてしまったところから、ハレーの人生は一気に加速。めくるめく混乱と魅惑の世界へと動き出す。 Read more »

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